上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
梨は人工受粉をしないと上手く実がつきません。
自家受粉(自分の花粉で受粉する)ができないんですね。
”自己不和合性”って言います(あってるかな?)

まぁ、梨はそういう性(さが)なので花が咲き出すと花を愛でてる暇は無く、ひたすら人工受粉をするんです。

人工受粉の方法は幾つかありますが、我が家では粗花粉(花粉と葯が一緒になったままの物)を小筆でちょんちょんと一つづつ着けてます。

なし農家になって、どうにかしたい仕事No.1なのがこの受粉作業でした。
人工受粉の方法は他にも機械をつかった方法もあります。
我が家の手作業では、昔はパートさん総動員でも3反/day位しかできませんでしたが、機械を使うと一人で倍くらいできます。
実は我が家にもその機械は有るんです。
当初は何故使わないのだ!とあきれてました。

しかし、その考えを改めた理由が今回のテーマ「発芽率」です。
(長い前ふりだなぁ?ww)
機械で受粉する道具は、花粉を5倍とか10倍に薄めて、羽毛みたいなので拭きつけながらなすりつける感じで使います。
説明書きには、発芽率80%以上であれば10倍程度、50%位なら5倍、それ未満は薄めないで使用するように書いてありました(確かそんな感じ)

つまり発芽率(花粉がどの程度発芽するか)が大変重要。

で、当時さっそく調べてみました。方法は簡単に説明すると、寒天培地を作って花粉をそこに撒き、水分と温度をかけて発芽させて、顕微鏡で発芽している数をカウントするんです。

簡単そうでしょ?

それが簡単じゃなかったの(T_T)
我が家にはおもちゃみたいな顕微鏡しか無かったのでとにかく見にくい!
色々苦労しました。どうにか見えるようにはなったのだけど、1サンプル調べると頭がクラクラするんだよね・・

話がそれてしまった。
とにかく、我が家で使っている花粉の発芽率を調べてみて愕然としたわけです。
品種   発芽率
ヤーリー 5?30%
松島   20?40%
豊水   20?80%
(正確に覚えていないけどそのくらい)

80%の発芽率の豊水は、「もうこれしかない!」という位のいい状態の花を選んで摘んだ物。

まぁ、そういう訳で薄めて花粉を使うのは危ないと判断しました。
梨は全ての柱頭に受粉しないと丸くならないんです。
仮に発芽率20%程度の花粉を10倍に薄めて使えば、発芽率は2%。
柱頭1本に50個づつは花粉が付かないとダメな計算です。
発芽率80%以上なら10倍に薄めてOKという事は、10%程度の発芽率は確保しないと丸い梨ができないという事でもありますね。

今年も発芽率を確認しました。
先日のオークションで落札した顕微鏡を使いました。
昨年冷凍保存しておいた花粉の発芽率を調べておきたかったからです。
デジカメの顕微鏡なので、画面を見ながらピントを合わせてシャッターを切れば◎
H18-01-200.jpg

こんな感じですね。

本当はここまで撮れるようにするには、5日程トライ&エラーを重ねました(^^;
スポンサーサイト
2006.04.01 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://nasiyasan.blog8.fc2.com/tb.php/168-8e82b26d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。